2012年4月に読んだ本

☆「ロード&ゴー」 日明恩 双葉社 

 pencil生田が出てきます。今回は、救急車のドライバーです。救急車がジャックされます。救急車にお世話になったことあります。全部、家族の付き添いで。そういえば、喀血の時もありました。今回の発端と同じじゃないか。^^; 全く同じではありませんが。消防無線の傍受なんて、してる人もいるのね。救急車の利用について、考えさせられることもありました。信じられないようなことで、呼び出す人もいるらしいです。最後のあたりは、映画を見てるような感じでした。星野も雄大もでてきます。(913.6)

☆「逝かない身体(いかないしんたい)ALS的日常を生きる」 川口有美子 医学書院

 pencil介護をなさった娘さんの話です。前向きに、介護の勉強もし、お母様と同じ病気の方と交流もあり、ご自身で、ヘルパーを派遣する事業所も立ち上げ、、、それも、介護をしながら。人工呼吸器をつけて、生きる。手足が動かない、目も口も動かない、動かせない状態で、会話するどころか、意思表示もできない。それでも、汗の状態や、顔いろなど、介護者が意をくみ取るよりどころがあると。私は、そこまでは、ようしませんよ。今から、宣言しておく。ヾ(^^;  この作者さんのお母さんは、進行が早かったそうです。進行が遅ければ、病状が進む前に、寿命がくr☆\ バキ 同じ病名じゃないし。(493.6)

☆「46年目の光 視力を取り戻した男の奇跡の人生」 ロバート・カーソン NTT出版

 pencil図書館司書さんたちが選んだ本の紹介を見て、読みたくなり、借りてきました。分厚い。^^; でも、興味深い話でした。分類では、伝記です。でも、かなり、視覚についての科学的な話にもかなりなページを使っています。ゴンドラ猫の実験など、ちょっと、複雑です。
 見るということが、単に目だけじゃなく脳も深くかかわっているのですね。錯覚とか、それでかぁ、、、と、納得。今まで、見えなかった人が、見えるようになるということは、いいことばかりじゃないというのが、驚きでした。メイは、とても、チャレンジャーな人です。柔軟な思考というのか、自分の持ってる能力をフルに使っていろんなことを克服していきます。目が見える人も見えない人も関係なく刺激を受ける本です。(289.3)

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2012年3月に読んだ本

☆「旅する絵描き パリからの手紙」 伊勢英子 平凡社 
 pencilルリユールおじさんの元?スケッチなども。再読かと思ったけど、読んだ記録なし。(915.6)

☆「埋み火」 日明恩 講談社 
 pencil馬鹿、それも立派な馬鹿ヾ(^^; の消防士と、彼を取り巻く人々、消防活動のあれこれ。以前、「それでも、警官は微笑う」を読んで面白いと思いました。で、他の作品も読みたいと思いつつ、なかなか、手が伸びませんでした。ようやく、読んだ二冊目です。これも、面白かった。笑いあり、涙あり です。読めない漢字が一つ。滾(コン・たぎる) 他は全部自力で読めたのかと言うと、読み仮名が振ってあったのです。(笑)守って、誰?私も雄大と同じレベルみたい。^^; (913.6)

☆「県庁おもてなし課」 有川浩 角川書店 
 pencil昨年の9月ごろかなぁ、、予約したのは。やっと、順番が回ってきました。急いで読みたいわけじゃないので、別に今頃でも、充分嬉しいです。待ってた甲斐がありました。掛水さんと多紀ちゃんが馬路村に行ったあたりを読んでて、私も高知へ行ってみたくなりました。(913.6)

☆「鎮火報」 日明恩 講談社 
 pencilこちらを先に読むべきでした。雄大の生い立ちや周りの人たちの事情もある程度わかります。でも、守については、やっぱり、わかりません。^^; 犯人については、なんとなくわかりました。伏線のシーンもはっきり。ここって、読者にはわかるように、書いてるのかな?>作者さん 雄大には、なんとなく引っかかりつつも、見過ごしてしまう 風にかいてあるのですが。(913.6)

☆「見えない目で生きるということ 視覚障害者の暮らし・接するためのヒント」 松井進 明石書店 
 pencil理解してもらう、そのままを受け入れてもらう、って、なかなか、難しいですね。障害のあるなしにかかわらず。身近に視覚障害者のいない人に対して、どんな暮らし方をしているのか、どのようなお手伝いをすればよいのか、具体的に書いてあります。また、中途失明の方向けに、こんな風に暮らしていけば、一人で結構いろいろ出来ますよ みたいな、アドバイスもあります。(369.27)

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2012年2月に読んだ本

☆「分身」 東野圭吾 集英社文庫 pencilドッペンゲルガーがいてくれたら、、、そう思うこともあるけど。本当にいたら、どうなんだろう。(913.6)

☆「ダイイング・アイ」 東野圭吾 光文社文庫 pencil怖いです。それとは、別に、カクテルがたくさん出てきて、お酒を飲まない私もなんだか、飲んでみたくなりました。(913.6)

☆「11文字の殺人」 東野圭吾 光文社文庫 pencil再読のはずなんだけど、、、検索しても、読んだという記録がヒットしない??? 途中で、なんとなく、ストーリーを思い出したし。(913.6)

☆「七つめの絵の具」 いせひでこ 平凡社 pencil好きな絵本作家さんの一人です。小さいころから絵を描くのが好きだったそうです。「できあがったものをこわすより、できつつある過程でこわすことの方が、実はむずかしい。こつこつとつみあげたものを瞬時に無に戻す作業、そのあっけなさには、それに反比例する痛みと重さが伴う。」なんだって。いつもテキトーな私は、そんな苦しみとは無縁のところにいます。(914.6)

☆「十字屋敷のピエロ」 東野圭吾 講談社文庫 pencil十字の形をした独特の館で起きた殺人事件。なんか再読のような気がします。でも、犯人は忘れていて、最後の最後まで、驚かされました。(913.6)

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武田美穂

プロフィール

1959年、東京生まれ。日本芸術学部油絵科中退。父 映画製作者・武田敦 母女優岸旗江 インタビューで弟の話がでていたので、弟がいるらしい。介護もなさっていたらしいです。子どもがいないと仰ってたので、ひょっとしたら、ご結婚もなさっていないかも。詳しいことはわかりません。

 

武田さんが、絵本を意識し始めたのは、図書館でアルバイトをしていた時のこと。子どもたちにせがまれ、ひたすら、絵本の読み聞かせをしていたそうだが、子供達の目は、とても厳しい。ちょっとつまらないと、その作品を投げ出してしまう。「子どもたちを夢中にさせる面白い絵本をつくってやろう」と決意する。

 

影響を受けた本 よくインタビューなどで、3冊あげられてます。

「よあけ」ユリー・シュルヴィッツ 作・画 瀬田貞二 訳 福音館書店

「やっぱりおおかみ」ささき まき さく・え 福音館書店

「トリゴラス」長谷川集平 作 文研出版

 

(私はこうして絵本作家になりました)のインタビューで武田さんは、「よあけ」については、

モノトーンから、急に日が昇り緑になるシーンでは、ぞくーんときて、あの瞬間にこういうことやりたーい!って思ったんです。(私はこうして絵本作家になりました)

 

「やっぱりおおかみ」と「トリゴラス」は、

こんなアバンギャルドな表現があるんだー。自由度高いぞ、絵本!なんて思いましたから(わたしはこうして絵本作家になりました)。

と、話しておられました。

画材は、コピー用紙にマーカー。油絵の色を重ねていくという表現をマーカーを使ってやっています。(わたしはこうして絵本作家になりました)

 

今回、たくさんの本を用意していただいたんですが、

読み物と、他の作家さんと武田さんの絵の本、文も絵も武田さんの本 の3つに分けました。

 

まず、読み物は、簡単に紹介のみです。

 

シリーズ ざわざわ森のがんこちゃん 講談社 1997年~2007

小学一年生の恐竜の女の子、がんこちゃんを中心にお友達との出来事を楽しく描いたもの。

 

シリーズ にんきもの 童心社 1998年~2001

小学34年生向き 文と絵がうまくマッチしている。私は結構面白かったです。ストーリーの展開や絵の表現が 少女マンガを読んでる感じがします。

 

シリーズ カボちゃん 理論社 2000年~2011

かぼちゃのカボちゃん他、一年一組のクラスでのおはなし。キャラクターは、野菜。

 

 

次に、他の作家さんと武田さんの絵の本 ですが、

 

ちいさいモモちゃんえほん シリーズ 講談社 1995年~1997

松谷みよ子さんのおはなしにぴったりな絵。

モモちゃんが子供らしくってかわいらしい。

私が特に好きなのは、「おばけとモモちゃん」おばけも たじたじの感じがおかしかった。*読み聞かせ

 

「ぼく、どうしよう???」薫くみこ・作 ポプラ社 1992

母親の弟、おじさんが二日酔いで「お酒に飲まれた」ときいたぼくは、お酒が人間を飲み込んでしまうのかとイメージする。こどもって、そいう言葉どおりなことを考えることがありますよね。どんどん、イメージを膨らませて、、、楽しい本。おじさんも二日酔いでもなんとか遊びに来てくれて、おじさんの無事な(笑)姿を見て一安心する。怖いままでおわらない。

 

「ねんどの神さま」那須正幹(なす まさもと)ポプラ社 1992

異質。第二次世界大戦後一年目、粘土細工で戦争犯罪人をこらしめる神様を作った小学生がいた。戦争を憎んでいたはずの小学生は、50年後、兵器会社の社長になっていた。ねんどの神さまが、大きく怪獣のようになって、社長の前に現れる。社長は、ねんどの神さまをうまく言いくるめて、もとの姿にもどらせて、粉々に割ってしまった。読後、いろいろ考えさせられる本。絵も、武田さんのいつもの明るい感じではない。

 

「なまえおぼえたよ」登坂俊子(とさかとしこ) 偕成社 1997

 幼稚園児のりょうちゃんが、毎日、友達の名前を覚えてくるが、ちょっと変。

 たおるくん、とか、ケーキくんとか、それを聞いて、小学生のおねえちゃんが、推理する。たおるくんは、とおるくん。ケーキ君は、けんいちくん。小さい子供が、聞き間違いとか覚え間違いで、言った言葉に大人が和ませられたことは、ありそう。そんな、なんでもないことだけど、ほんわかしたおはなし。絵は、タオルがちょっと太めの男の子のとおるくんに変身するところなど、武田さんの本領発揮?じゃないかと。

 

「ぼくはおばけのおにいちゃん」あまんきみこ 教育画劇 2005

妹のチコとお留守番中、チコがおばけをみつける。本当は怖いけど、妹の手前、平気なふりをする。なのに、おばけの子があそびにきて。。。おにいちゃんの本当は、自分も怖いし甘えたい気持ちなんだけど、頑張ってるのが、武田さんの絵でよくわかる。作は、あまんさんだか、おばけが味方というのは、武田さんと同じ。

 

「あなたはだあれ?」あまんきみこ 小学館 2005

のぶこののこちゃんは、自分でなんでもできる新しい自分に変わりたくて、かなこのかなちゃんになりました。歯磨きもママに言われなくてもちゃんとしたし、夜中のトイレも一人でいけるよ。ところが、ぬいぐるみやおもちゃののこちゃんのちいさなおともだちが、のこちゃんがいないと探し始めます。結局、「私はのぶこののこちゃん」と元通りの名前にもどって明るく終わります。

 

「吾輩は猫である」文 夏目漱石 編 齋藤孝 2006

ダイジェスト版とか、あまり私は好きではありません。難しくてもわからなくてもそのまま読むか、わかる年齢になるまで待つか。のほうが、いいと思います。ただ、絵本を読んで、面白そうと思って原作を読むきっかけになれば、いいですね。原作とは別に、絵本は、それだけを見ても、面白いです。

 

「おかあさん、げんきですか。」後藤竜二 ポプラ社 2006年 *読み聞かせ

母親の視点で読みました。男の子が描いたお母さんの絵が、キョーレツで。(笑)

最初、絵も文も一人の作家さんかと勘違いするほど、うまく、息のあった作品ではないかと。というか、武田さんが、絵をつけるのがお上手なのか。

 

「こぶたのぶうぶそらをとぶ」あまんきみこ 教育画劇 2008

こぶたのぶうぶは、お誕生日に凧をプレゼントしてもらう。くろいオオカミを蹴っ飛ばして、凧につかまって空を飛び、世界の果てをみたというお話。

可愛いキャラクターで、外の世界で恐ろしい思いもするが、楽しいこともあって、無事に家に帰りつく。よかった、よかったとホッとできます。

 

「こぶたのぶうぶはほんとうにぶうぶ?」あまんきみこ 教育画劇 2009

どろんこみちで、どろだらけになったぶうぶ。だれも、ぶうぶときづいてくれません。ぼくほんとに、こぶたのぶうぶ?自分が誰だか不安になるぶうぶ。でも、さすが、おかあさんは、、、どろだらけのぶうぶのおしりを5かいもぶったって。(笑)

 

さて、絵も文も武田さんの本です。

文よりも、絵で説明してる、絵で訴えてる構成が多いとおもいます。コマ割りも動きと会話で伝えてる。子供達には、その方がわかりやすいのかもしれません。

 

「あしたえんそく」偕成社 1987年

クレヨンハウス絵本大賞最優秀受賞作品

こちらは、デビュー作品です。

「あしたえんそく!らんらんらん」理論社 2002

話の構成は、遠足の前の日、嬉しくてなかなか眠れない そんな誰もが経験した思いの子どもの様子を描いたもの。「あしたえんそく!らんらんらん」は、第8回クレヨンハウス絵本大賞最優秀受賞作品に手を加えたもの?2冊を見比べながら、順にみせていく。

 

 共通 基本的な文 ほういじしゃく(探す場所)天気予報6回目聞く

   おおあたりのせいてん ねむりかたをわすれちゃった

   遠足バスで眠っている子どもたち。

 

違い ペット(犬のバウ) 眠れないときの様子 夜の音(現代的)

  主人公が動物っぽい、人間の男の子

 

「らんらんらん」のほうが、子供の日常生活に近い感じで、より、感情移入しやすい気がします。細かいコマ割り(眠れなくてもんもんとしている)のあとに、見開きで大きく困った表情の男の子とバウ(ねむりかたをわすれちゃった)。効果的。夜に聞こえてくる近所の犬の鳴き声とか、踏切の音など、子供達も聞いた経験ありそう。

 

はいしゃさん こわいの」 偕成社 1987

 はいしゃさんに行きたくない気持ちが、かかれていて、子供が共感するのでは。

『がりがりがり こわいおと。きいきいきい いやなおと。でも これはね。せいぎのおとさ。わるいむしばをやっつけてるんだ!』なかなか、うまいこと言うな。(笑)ただ、頑張って怖いのを克服するというのではなくて、自分より小さい子が怖がってるのを見て、お兄ちゃん魂?のようなのが、ふつふつとわいてきて頑張れた。というところがいい。でも、最後は、おかあさんに甘いものばっかり食べないのよと、言われてるのに、聞いてない。(笑)一朝一夕には成長しないのがいいのかも。

 

「スーパー仮面はつよいのだ」 ポプラ社 1989

ほとんど、コマ割り。絵本と漫画の違いはなんだろう?ながやままさるくんは、目が覚めるとスーパー仮面になっていました。スーパー仮面になると、嫌いな物を食べなくてもいい 宿題を忘れても怒られない テストも受けなくてもすむなど、とっても、都合のいいことがまかり通る。そのいいわけが面白い。クエーサーパワーがあるからとか、人類のためだとか、せいぎのためだとか。先生に、まどからとんでっていいんだよと言われて、「せっかくですが、まどはではいりするところではありません。ぼくは しょうがくせいとして最低のマナーはまりたい」と、せんせいを言いくるめる?とか。だけど、ヒーローとしての孤独も感じる。スーパー仮面になったら、いいことばかりだと子どもに思わせたままで終わらないところが、いい?

 

「ふしぎのおうちはドキドキなのだ」 ポプラ社 1991

絵本にっぽん賞 受賞作品

この本も結構 コマ割りが多い。おばあちゃんちにお稲荷さんを届けるお使いをたのまれる。子どもの気持ちがよく描かれていると思う。

 

 

 

「となりのせきのますだくん」 ポプラ社 1991

絵本にっぽん賞 講談社出版文化賞絵本賞 けんぶち絵本の里びばからす賞

「やだな」見開きの白い空間に、左下にちいさくみほちゃん

とても、学校へ行きたくない、足取りが重い感じがよくわかる。

 

ますだくんが、怪獣の絵だったので、読む気がしなかった。

本物の怪獣じゃなくて、みほちゃんからみれば、乱暴で

いじわるな男の子のますだくんが、そうみえたって、ことだったんだ。

最後まで読んで、気づく。作者のインタビューにあったが、解釈は自由。

こどもが、どう解釈するか、子供の受け取り方でいい?ちょっと、難しい表現かもしれないが、年齢が上がって、そういうことかときづいてもらえると作者冥利に尽きるらしい。

 

となりのせきの・・・が最初に書かれた本ですが、その時点で、もう、シリーズ化の構想はできてたのでしょうか。赤いランドセルと青いランドセルでちゃんとかかれています。

 

「ますだくんのランドセル」ポプラ社 1995

ますだくんは赤いランドセルです、おねえちゃんが中学生になったのでもらった。その経緯が書かれている。ますだけんいち、五歳。おねえちゃん、6年生。お兄ちゃんは5年生と4年生。妹のえりこは、未就園児。ますだくんが、逞しく育った環境がわかります。はれて小学一年生になって入学式の日、青いランドセルの泣き虫みほちゃんと友達になる。ますだくんは、なったつもり。(笑)最後のページに「つづく」とあります。「あしたもなにかいいことがありそうです。」で、〆。

 

「ますだくんの1ねんせい日記」

コマ割りがほとんど。ますだくんの視点で語られた「となりのせきの・・・」な感じ。みほちゃんが、「となりのせきの・・・」で訴えてた机に線を引いた話や給食のこと、鉛筆を折った経緯などがわかります。

 

「ますだくんとはじめてのせきがえ」ポプラ社 1996

コマ割りがほとんどです。学校にも慣れて、楽しく過ごせるようになってきたみほちゃん。でも、相変わらず、ますだくんにいじめられてる感じが否めない。ようこちゃんが、かばってくれることもあるけど、ようこちゃんにすら、言いたいことが言えないときもあるみほちゃん。そんなとき、席替えをすることになって。

 

「ますだくんとまいごのみほちゃん」ポプラ社 1997

みほちゃんが、迷子になる話。子どもたちみんなで、知ってる子も知らない子も協力してみほちゃんを捜すところがいいです。武田さんは、子供のころ、放浪癖があったそうです。そんな経験が、反映されてるそうです。(ミーテ)コマ割りがほとんどです。最後のページに「つづく」とありますが、続くんでしょうか。

 

「きょうはすてきなおばけの日」ポプラ社 1993

ぼくが、学校へ行く途中、次々現れるおばけ。繰り返しと、ページをめくるとうまく場面転換できている構成。絵本の王道。まさしく、読み聞かせ向きではないでしょうか。最後のオチもあります。

 

「あいうえおちあいくん」ポプラ社 1994

あいうえおの50音順をうまく使ってストーリーを組み立てています。リズムの乗りがいいです。皆に嫌われようが、かまわず、好き勝手に楽しんでいるおちあいくんですが、大好きなももちゃんに、親切にしたつもりがあだとなり、嫌われる。可愛い面もあります。

 

「きょうはすてきなくらげの日!」ポプラ社 1998

コマ割りの本。いとこのこうちゃんと海で遊ぶ話。りくの視点で語られる。こうちゃんは、頭がよく、優等生で大人からも信頼されて、りくはうらやましかった。でも、こうちゃんからみれば、りくののんびりと楽しそうな毎日がうらやましかった。というのが、お互いわかる。話とは関係ないけど、クラゲに刺されてはまべでないたおちあいくんって、まさか、「あいうえおちあいくん」?(笑)

 

「すみっこのおばけ」ポプラ社 2000

 日本絵本賞読者賞 けんぶち絵本の里大賞

ミーテ カフェインタビュー

http://mi-te.jp/contents/cafe/1-1-1262/ より引用ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「すみっこのおばけ」は、あるお手紙に触発されて作った絵本です。

小学3年生の女の子からのお手紙だったんですけど、「自分は友達もいないし、何のとりえもない。こんな私が生きてていいの?」みたいなことが書いてあったんです。私が小学3年生ぐらいのときは、悩みもなくはなかったけれど、給食に苦手な食べ物が出るからどうしようとか、友達とけんかしちゃったとか、その程度の悩みだんたんですよ。でも、その子は、なんだかものすごく自分を客観視して悩んでいて、・・・お手紙を読んでいて、とても胸が痛みました。

今の子どもたちって、情報量は多いのに、情緒がついていかないから、いろんな意味でせめぎあっていて、大変だなぁと思うんです。そういう子たちに、まだ子どもなんだから、そんなにいろんなことを気にする必要ないんだよ。もっと甘えていきていいんだよって、エールを送りたいなと思って。自分を甘やかしてくれる存在を見つけてたよって下さいね、という思いを込めて、「すみっこのおばけ」を描きました。

絵本を通じて子どもたちに届けたいのは、“明日はいいことあるよ”というメッセージ。今の時代、本当は、見せたくないようなこともみんな見えてしまって、信じられないものもたくさんあります。そんな中でこんなメッセージを届けていくのは偽善的かもしれないけれど、それでも私は子どもたちに、“明日はいいことあるよ”と伝えていきたい。きっとそれが子どもたちの生きる力になるはず、と思っています。

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背景に黒い斜線で暗くなってるので、人物がよりはっきり浮かび上がる。

おばけが僕を甘えさせてくれるけど、僕も甘えつつも、本当は自分が悪いとか、願いをかなえてくれたことも、実際は、何も変わっちゃいない という現実をわかってる。

 

「ありんこぐんだん わはははははは」理論社 2002年 *読み聞かせ

とてもリズミカル 悪者っぽいアリ

 

「こわいドン」理論社 2003

ミーテ カフェインタビュー 引用------------------------------------

私が子どもの頃と今とでは、時代は違うけれど、感情の基盤みたいなものは、ほとんど変わらないと思うんですね。だから、お話を作るときは、今の学校の様子を取材したりしつつも、基本的には普遍的なテーマを拾ってきて、自分がかつて体験したことや感じた思いと重ねて描いていくことが多いです。

 

私の絵本を読んだお母さんから、「子ども時代が懐かしくなった」「武田さんは、子供の頃のことをよく覚えてるんですね。」なんて言われることもあります。確かに、自分の中にそれほど昔と変わっていない部分が結構あるんですよね。「こわいドン」に出てくる誰もいないのに鳴る冷蔵庫や階段なんかは、今でも怖いですから。(苦笑)

 

でも、きっとお母さん方も、心の奥底には子どもの頃と変わらない気持ちを持ち続けているんじゃないかな。“お母さん”という役割があるから、隠しているだけで。だから、私の絵本を読んで懐かしさを感じるんじゃないかと思います。

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怖がりの男の子、怖いと思う気持ちがよくかかれている。そうそうとうなずきたくなる。怖がってると、どんどん、妄想が膨らんで こわいドン 発生。で、どう展開するのかと思ったら、ぼくは ないちゃうドンになって、こわいドンを追っ払ってしまった。こわがることを否定しない。こわかったら泣いたらいい。そんな自分を受け入れる。自己肯定。

 

「かげ」理論社 2007

ちらかしっぱなしで、お母さんに叱られた僕。ふてくされていたら、犬のバウが影を怖がる。それがきっかけで、いろんな影を発見。最後は、買い物帰りのお母さんのお迎えで気分よくおうちに帰る。

 

「ハンバーグハンバーグ」ほるぷ出版 2009

「パパ・カレー」ほるぷ出版 2011年 *読み聞かせ

編集者さんとの会話がきっかけで、「よだれが出ちゃうくらい美味しそうな絵本、つくりたいよね」ということになったそうです。

引用------------------------------------------------------------

単純な題材だからこそ、絵本の原点でもある めくり・リズム・盛り上がりをわかりやすく魅せられるんじゃないかって思ったんです。目指すは、見ているだけで、よだれが出ちゃう絵本。単純だけど、ものすごくやりがいがある題材だなと感じました。

音や温度、匂いとったところまでリアルに描きたかったので、「ハンバーグハンバーグ」も「パパカレー」のときも、実際に何度もハンバーグやカレーを作って、写真を撮ったんですよ。出来上がったのもをさんざん食べさせたので、家族や友達からはちょっと迷惑がれれましたけれどね。(ミーテ)

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私は、パパカレーがいい。なんてったって、パパが作ってくれるし。(笑)お肉も上等のを使います。バナナを入れるので、どんな味がするのか、食べてみたいと思いました。作ろうとしたんだけど、買い物の時、バナナを買うのを忘れて、まだ、未体験。そのうち、挑戦してみたいです。

図書館の担当の方『ハンバーグハンバーグを見たとき、武田さんって、こういう描き方もされるんだと驚きました。』と、感想を頂く。
 

「どーんちーんかーん」講談社 2011

九州・四国地方を中心として日本全国に広がる昔話「山伏狐」のひとつです。

徳島のおじいちゃん、武田家に伝わる怪談。あらすじを話して、よくできた構成を本を見てもらいながら、説明。

ちょっと、こわい描写もあるけれど、最後は笑えるので、いいです。

読み聞かせは、擬音語の言い方が難しい。

以上、2月担当者として発表しました。(100分程度)せっかくなので、発表用のメモをアップ。実際には、この通り読みあげたわけではありませんが。約一ヵ月間、武田さんの本をそろえていただいて、読むことができてよかったです。大変でしたが、勉強になりました。

----------------------------------------2012年2月絵本の会

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2012年1月に読んだ本

☆「超・殺人事件 推理作家の苦悩」 東野圭吾 新潮文庫 pencilショートショートのような感じでしょうか。殺人事件とタイトルにありますが、ミステリではありません。副題にあるように、推理作家が税金対策にもとのストーリーとは、全然関係ないことを登場人物にさせたり、自動的に書評を書いたり、あらすじを教えてくれる機械をセールスに売りつけられたり。『超高齢化社会殺人事件』なんて、単純に笑ってられません。孫がいてもおかしくない年齢の身としては。^^; (913.6)

☆「予知夢」 東野圭吾 文春文庫 pencil物理学の准教授 湯川が謎を解く 短編集。オカルトのように見える事柄を合理的に説明する。で、だから、オカルトなんてないんだという結論で終わりかというと、なかには、謎の余韻を残しているのもあります。ついつい、福山雅治の顔を思い浮かべてしまいます。σ(^_^; (913.6)

☆「アルキメデスは手を汚さない」 小峰元 講談社 pencilなんで今頃この本か、というのは、東野圭吾のエッセイを読んで。タイトルから、なんとなく、科学に関係する、或いは、アルキメデスが推理のヒントになるような、話かなとおもったんですが。最後まで読んで、「ああ、そいうことか」と、納得です。高校生が登場しますが、今どきの高校生でないのに、私と同じ世代の高校生なのに、理解できません。もう、私が、年をとったからでしょうか。アルキメデスは、入浴中に浮力の原理を発見した逸話で有名ですが、武器も考案したそうです。原子爆弾を発明した人やアルキメデスは、直接その武器を使用していないけれど、だからといって、手を汚さなかったといえるだろうか と。(913.6)

☆「天空の蜂」 東野圭吾 講談社(文庫) pencil原子力発電所上空に爆弾を搭載した大型特殊ヘリがホバリング。そういう状況下での、展開するストーリーは、緊迫感がありました。それぞれの立場での考えや行動も、まさしくそんな感じと思いました。昨年の福島原発事故でのテレビ中継や政府の対応、メーカーなどの会見を思い出しながら。テロと地震というちがいはあるけれど。この本が、1998年に書かれていたんですね。(913.6)

☆「変身」 東野圭吾 講談社(文庫) pencil成瀬純一は、女の子をかばって銃で撃たれ、脳の移植手術が行われる。脳の一部の移植だと言うが、性格が徐々に変わっていき、自分が自分でなくなるような気がして、成瀬純一は誰の脳が移植されたのか、調べ始める。もしも、脳の移植ができるようになったら、「死」って何?何を基準に「死んだ」というのか。心臓死の人と、脳死の人がいたら、心臓死の人の脳を脳死の人に移植するのか、脳死の人の心臓を心臓死の人に移植するのか。まぁ、適合性とかいろいろあって、そこまでの究極の選択までにはいたらないのでしょうけど。(913.6)

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